決して飛ばなかったカラス

これは、カラスであることを知らないで一生を終えたカラスの実話です。


ある人がカラスを拾って帰り、自分の庭で育てました。

カラスは無事成長しましたが・・・

犬に習って「ワン」と鳴き、飼い猫たちとも円満な関係を持ち

空を飛ぶことなく、一生を庭の中で過ごしました。


「可能性を知ることが無ければ、その能力を発揮することはありません。」


もしそのカラスが自分に空を飛ぶ可能性があると聞いても

直ぐには信じられなかったでしょう。

でも、少し羽ばたいてみれば可能性は見えてきたはずです。


長老に、誰でも悟りを開く可能性があると聞いて・・

自分にも出来るかも知れないと思ったら・・

そして、やってみようと思ったら・・



師の言うとおり羽ばたいてみる事です。



なぜならその道程は、私達には全然分からないものだからです。